よりよい幸せを選択するための”今”の決断

離婚を決断するということはそう簡単なものではないです。


「別れたくない」と思っている方はもちろん、
「別れたい」と思っている方にとっても、


二人の過去を振り返れば、

出会いがあり、ロマンスがあり、楽しかった幸せだった日々の想い出があるのです。
その記憶は心の中に残っているし、離婚とはそのすべてを手放すことなのです。

今日「 諦めよう 」と決めても、
次の日になると、やっぱり「 離れられない 」という気持ちが大きくなってしまう。

お互いの人生にとって、深く関ったかけがえのない存在を失うわけですから、
両極端の感情がめまぐるしく出たり入ったりするのです。


毎日毎日そんな感情と向き合うのですから心は疲労困憊してしまいます。
離婚が「本当にエネルギーのいることだ」というのも頷けます。

どちらの選択が正しいのか、
また自分が本当はどうしたいのかさえ解らなくなってしまいます。

そんな状況の時一体どうすれば”一歩”前に進めることが出来るのでしょうか。

それは、今まずどちらの気持ちでもいいので、

自分の気持ちに対して”100%行動に移して見ること ”です。



僕も過去にこんな経験がありました。

「離婚したいと」彼女が家を出て行ってから、
自分の中には両極端の気持ちが存在していて、どうすれば良いのかまったく解らない。

でも自分の中には、過去にあった幸せな時間、家族、妻への気持ち、
まだまだ手放しきれないものがたくさん残っていました。

そんな気持ちを抱えながら、彼女に何度も何度も説得を繰り返して、
何ヶ月もかかりましたが、ようやく彼女から与えられた条件は、
今までの住居を引き払って彼女の実家でなら一緒に暮らしてもいいというものでした。


自分たちが幸せに暮らした場所を手放してしまうことは正直ずいぶん躊躇しましたが、
「やり直す」と言う決意の元に、条件をのんだのです。

僕は彼女とやり直すために他のものはすべて手放し、決死の覚悟で「やり直そう」としたのです。

が、結局一年後には正式に離婚してしまいます。


後から考えると、その頃自営業をしていたので、
その住居を事務所として残しておくことも出来たし、

また、逃げ場所があれば精神的にはもう少し楽で、
もしかすると夫婦という関係は維持していけたかも知れません。


でも、その頃の自分の心理を考えると、


そこにあった住居というのは、まだ彼女との幸せがあった頃の”象徴”で、
その象徴は現在の彼女ではなく、まだ僕に愛情があった頃の彼女との生活だったのです。

結果として、その時僕が選んだものは叶わなかったですが、
その行動によって、自分の執着していたものを手放し、
またそのやり直そうとした一年間の生活で「 離婚できる 」まで、心の整理が出来たのです。


離婚する時、たくさんたくさんのものを手放さないといけません。

子供、家庭、生きがい、思い出、幸せ、ぬくもり、そしてもちろん愛する人。

それは自分の人生の一部を捨ててしまう様な気持ちになるかも知れません。

でも、あなたからすべてがなくなるわけでは決してありません。

離婚、それはそう簡単に出来るものではありません。

何年も何年もかかって答えを見つけることもあります。


ただ、今自分の心の中にある気持ちをひとつ選択して見てください。

あなたが選ぶその選択には「 正しい 」 とか「 間違っている 」はありません。

今心の中にある気持ちを”100%行動に移して見ること”

行動に移すと、自分が本当に望んでいる幸せが見えて来るのです。

そしてその行動が、あなたが”あなたらしく”

よりよく幸せになる「 大きな選択 」に導いてくれるのです。

必ずあなたの人生が前に動き出します。





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よしはらなおと【プロフィール】 
吉 原 直 人 
1967年12月6日生まれ。いて座。A型。
自分自身が抱えた離婚問題をきっかけに心理学、カウンセリングの世界へ入っていく。
子供の頃の生い立ちや自分の心とじっくりと向き合い癒しを経験する。
その後カウンセラーとして、夫婦関係をはじめ、子育て、恋愛、様々な問題をサポート。
優しいく包み込む様に行われるカウンセリングは、心を癒し自然にその人本来の姿に戻していく。

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