自分に向けられた 小さな優しさ を見つけた時、
人の心は 大きな優しさ で満たされていきます。
今日、あまりに天気が良いので、
ふらふらと近くの公園に行きました。
ちょうど、桜も咲きはじめるそうなので(喜)
いつもの公園の大きな桜の木。
でも少し早いかった様で、まだ桜は咲いていません。
だけど、見上げた桜の木の上には、
雲ひとつない青い空が広がっています。
まあいいや、ちょっとだけゆっくりさせてもらおうっと。
・・・一日に何度もそんな時間を楽しむ僕ですが(笑)
公園を見渡すと、足元にたんぽぽがひとつだけ咲いてます。
あれっ? たんぽぽもこの季節だったんだ。
たんぽぽも、桜で大騒ぎの”この季節”に咲くのかぁ??
だけど何でひとつだけ咲いてんだろ?
このたんぽぽだけ?
がんばって、早く咲いたのかなあ?
がんばって、まだ咲き続けてるのかなあ?
気分の良い僕は、すご~~く自分よがりな発想をしてしまいます。
”あはっ(笑) 僕のために咲いてんだあ~”(喜)
・・・誰っ 笑ったの!
いいんです! 気分の良いときはどんどん気分を良くしても!
まだ桜が咲いてないなあっ て思う僕に、
たんぽぽががんばって黄色い花を見せてくれているんです。
そんなたんぽぽを見つめる僕は、ますます良い気分です。
優しさって、
もしかすると、
探すものでもなく、
見つけるものでもなく、
ただ、気づくもの なのかも知れません。
一日びっしりスケジュールが詰まってる日の朝、
テーブルの上にそっと置かれている”お弁当”
「最近、お酒飲みすぎてるよ」っていつも言ってるのに、
無くなる前には、必ず買い足されている”いいちこ”(喜)
久々に会って大笑いした友達の、
次の日メールに書かれてくる「ありがとう」の言葉。
たま~に送られてくる幼馴染の「元気にしてるけ?」の短いメール。
時に落ち込む僕を叱ってくれる友人の「やめたらあかんよ!」
毎日休むことなく僕や息子に笑いかける妻。
大空を見上げる僕を支える地面には、
いつもたくさんの たんぽぽ が咲いている・・・
桜の花が舞う前に・・・
そんなたんぽぽの花を見つめる日があっても、いいですよね。
April 5, 2005