仕事、子育て、家事、お金、教育、介護 etc. etc.・・・

恋をしている頃と違って、夫婦生活とはそれぞれが色んな現実の生活をこなしながら、

二人で、また子供や両親とともに生活をしています。



仕事もしないといけないし、毎日の食事のしたくも掃除も洗濯も、

大人として、家族の日々の生活を支えていくことは、それだけでかなりの労力です。

それに付け加え、子供を取り巻く環境や、またいろいろな人間関係の事も考えていかないといけない。

夫も妻も、それぞれが毎日をいっぱいいっぱいで乗り越えている?

そんな夫婦も、めずらしくはないのではないでしょうか。



そんなぎりぎりまで頑張っている時に、

相手の思いやりのない言葉にムカっときたり、

配慮のない態度にいらいらしたり、



しますよね! ?



不思議です。一緒に暮らし始めた頃は、

テレビを見て無邪気に笑っている彼の横顔を見て、

やすらぎと幸せな気持ちでこころがいっぱいになったのに・・・


朝、一緒に出かける前に、一生懸命鏡に向ってお化粧をする彼女を、

優しさと喜びの気持ちで待っていられたのに・・・



「いつも出るっちゅうたら、何時間顔いじっとんねんっ(怒)」

「お前は家帰って来たら、テレビ見るしか能がないんかっ ! 子供と一緒に時間制限あたえたろか(怒)」



まあここまでは思わなくても、それに近い気持ちになることはありますよね。


・・・きっと。


・・・僕は、あります!



「結婚すると、相手(人)は変わっちゃうよ」って言葉を、むかし耳にした事がありますが、

変わったのは相手ではなくて、変化したのはやはりこちらの”こころの状態”ですね。



でも、こんな怒りや不満、はたまた、あきらめている気持ちが募ってくると、

「もう限界や、この人とは一緒に居るのはもう無理」って気持ちに行き着いてしまうことも。

すると事態は少し深刻な方向へ向き始めてしまいます。


相手に対する不満


パートナーに対してイライラしている時って何に対して不満を持っているのでしょう?

相手の言動から思いやりがまったく感じられない。

相手の偉そうな態度や、やってもらって当たり前という態度。

デリカシーのない発言。


家のことを手伝ってくれないこと。子育てに協力がないこと。

自分を理解してくれようとしないこと。お金の使い方・・・



そんな不満を挙げて見るとその種類は無限に出てくるかも知れません。

どの不満も、ゆっくりお話を聴いて見るとごもっともな事です。



そして確かにその相手の態度や言動が問題ですし、

相手が反省してくれたり、また変わってくれることが解決策となるでしょう。



ただ、相手が変わってくれる事。

これはご夫婦の悩みを抱えた経験がある方は、かなり難しいという事だと感じておられるでしょう。

そしてまた、何かのきっかけで相手がその態度を変えてくれたとしても、

その事については一時的に気持ちが穏やかになれたとしても、今度は他の事柄でイライラ感が募ってくる。

と言う事もよくあります。



この様な場合、問題と見えている相手の態度とは表面的なもので、

実はもっと深いところに不満の元があるものです。


あなたが本当に欲しいもの って?


少し成熟した心を持って、正直に自分と向き合わないとなかなか見えては来ないのですが、

僕たちがパートナーに不満を持ったり、イライラしていると言う事は、

僕たち自身が相手からどうしても欲しいもの(ニーズ)があるからです。



そしてそれがもらえない、それを満たしてくれないから、相手に怒りを感じたり諦めを感じたりしています。

「相手から欲しいもの?そんなものとっくの昔に捨てたわよ」

なんて言わずに少し真剣に考えて見てください。



僕たちはパートナーから欲しいものを心の中にいっぱい持っています。

そしてそのニーズはあって当たり前のものなのです。



考えて見れば僕たちは子供の頃から、

愛されたい、甘えたい、頼りたい、抱きしめられたい、注目されたい etc.

そんなニーズを持つことを、叱られたり、自分で手放す様努力して大人になって来ました。



もちろんそれは”依存”という時代から”自立”という成長の過程でもあります。

ただ、僕たちは自立し続けていくことが大人になることだと思っていますが、

実は心理学を通して心の成長を考えると、

自立というプロセスの次には、もう一度自分のこころの中の依存を受け入れる事が必要な時期が何度もあります。

後輩を持ったり、部下を持ったり、また子育ての時期もそうでしょう。

そして人の心はこの依存と自立を繰り返しながら、成長していくのです。



それを”成熟”と言います。



もちろん夫婦という二人の人間関係を見ても同じ過程を通って”成熟”していきます。

でも夫婦という関係で、またその人の成長過程で、

依存時代に傷ついた分、自分の中の依存する気持ちを強く抑圧して自立へと向います。

すると今、自分の中の依存時代の気持ち(欲しいものやニーズ)を認めることへの

抵抗感(そのことを考えたくなくなったりする気持ち)が強くなってしまいます。

その壁を少し通り越して自分の心の中に目を向けて見てください。



あなたが相手から本当に欲しいものとは何だろう?

それは、恥ずかしさという感情に覆い隠されているかも知れません。

そんな事を求めてはいけない。と言う思い込みに埋もれているのかも知れません。

本当に伝えたかったものは、そのことなのだから。


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