カウンンセリグで「手放し」と言う言葉を良く使います。


別れた彼を手放して、新しい恋に進みましょうとか、
昔、好きだった人への執着を手放して、今の彼に目を向けようとか、
今までのやり方を手放して、新しいやり方にチャレンジしようなどの様に、


「手放し」とは、
無くなったものへの執着を捨てて、今あるものや新しいものに対して、
心を向ける事が出来る様にする行為のひとつです。


だけど今でも僕は「手放し」と言う言葉を耳にすると、
少し身体が硬くなってしまいます。


それは口にするほど簡単では無い時もあるからです。
内容によっては、何年もかかる場合もあるでしょう。


まずは焦らず、今の気持ちを受け入れながらも、
「手放せるようになりたいな」とい言う気持ちを持って見て下さい。


「手放したい」と言う気持ちを持ち続ける事で、
必ず、少しずつ前に進んで行ける様になって行きます。




さて!この「手放し」ですが、
「無くしたのもの」に対してだけ取り組むことでも無いのです。


今一緒にいる「夫婦」や「恋人」と、仲良く居続けるためにも必要です。


例えば、
僕が出会った頃の奥さんは、本当に気が利く女性でした。注)もちろん今もそうです!


一緒にいる時はいつも僕に注意を向けてくれていて、
僕が煙草に手をやると、すっと灰皿が出てきたり煙草に火までつけてくれたり。


それが今はどうでしょう(笑)


灰皿が出てくるどころか、換気扇の下以外では煙草を吸えないし、
仕事部屋に入ってきては「臭い、臭い、くさい、くさい」って窓を全開にして行きます。


ふっと立ち止まって考えて見ると、至るところでこの現実に気が付きます。


新婚の時は、毎朝玄関でちゅ~をして送り出してくれたとか、
昔は、「疲れた~」と言ったら必ず肩をもんでくれていたとか、


あの頃は、こんなこともあんなこともしてくれたのに!
あの頃、あんなに僕を大切にしてくれた彼女はどこにいったんだろう??
なんて気持ちになってしまう事もありますよね。


「そんなの当ったり前じゃない~~」って笑って読んでいるあなた。
あなたのパートナーの昔も少し思い出して見て下さい。


前は、一日に何度もメールをくれていたのに・・・
家に帰る前は、必ず電話をしてくれていたのに・・・
毎日のように「愛してる」言ってくれたのに・・・


昔と今の違いは、探してみれば結構あるんですよね。
僕達がパートナーに思う「愛が足りない」とか「不満」の多くは、
以前はあったのに、だんだん無くなって来たものに感じているのかも知れません。
頭では当たり前だと思いながらも、心の中では寂しかったりしているのです。


そして心のどこかで、今のパートナーを昔の姿と比べて、
「はああ~、あの頃はあんなに愛してくれてたのに」なんて思ってしまいます。


些細なことですが、この小さな寂しさや不満が溜まってしまって、
パートナへの距離を作ってしまっている事も少なくありません。


「もうだんなに求めても無駄無駄っ・・・」
「釣った魚には餌やらん ってほんまの話やで」


なんて話をお酒の席でもよく耳にしますよね(笑)


昔を懐かしみその頃のパートナーと比べては、
実はどこかで寂しさを感じているのです。


ここで必要な事は、過去のパートナーの姿を手放す事です。
なぜなら、過去の相手の姿に執着していると、
今の相手を受け入れられなくなってしまうからです。


手放すとは、過去のものを心から綺麗さっぱり消し去る事では無いのです。
過去のものは、過去のものとしてちゃんと心のあるべきところに整理する事です。


そうすれば、現在のパートナーをあるがままの姿で見る事が出来ます。
そして現在のパートナーが、いつも与えてくれるものにも気付けるのです。


灰皿は出て来なくなったけれど、いつもスーツに綺麗にアイロンをあててくれてる事。
ちゅ~はなくなっけれど、毎晩笑顔でご飯を作ってくれてる事。


いつも家族のために一生懸命働いてくれているだんなさん。
たま~にだけど、だんなさんがかけてくれる気遣いの言葉。


長~~いパートナーシップの道を仲良く歩み続ける秘訣は、
いつも、過去を手放しし続ける事も必要なのです。
そしてお互いは、変化し続ける存在だと言う事を受け入れる事です。


そしてもし、自分が抱いている”小さな寂しさ”に気付く事が出来れば、
相手も同じ寂しさを感じている事に気が付くでしょう。


そう言えば、昔は彼にこんな事いつもしてあげていたなあ。
そう言えば、昔は毎日彼女にあんな事してあげていたなあ。


そんな風に感じることが出来たなら、


それは、今晩からでも与える事の出来る「新たな愛」なのです。





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