二人で歩いた遠い冬の夜

大きな背中に守られて

着いて行くだけの私に

白い息さえ楽しく思えた

遠く見える灯りがあたたかく



いつからだろう

そんな日があったことさえ

忘れていた

空はきっとあの日と変わらないまま



冷たい夜の方が

星が輝くからと言った

あなたの言葉の通り

今夜見上げる星たちも

透き通るように輝いている


冬の星


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