今どうしようもなく夫婦の関係がしんどかったり、

この苦しみはずっと変わらないのでは?と思ってしまう気持ち、


悲しいこと、

許せないこと、

離婚するしかないと思う気持ち、

そんな気持ちはよくわかるけれど、



でももし、



今、まだ離婚に踏み切れていなかったり、

今は、離婚できないでいる理由があるとしたら、

もう一度だけ確かめておきたい心の仕組みがあるのです。



* *



少し自分の心に問いかけて見てください。



Q.1 別れたいのは、

離婚して何かしたいことがあるからなのだろうか?

もしくは、このしんどさを終わらせたいのだろうか?


両方とも、でもいいです。

こんな風に感じているから離婚してはダメということではありません。

自分の気持ちに、ただ目を向けて見るだけでいいのです。




Q.2 相手を愛せないから離婚なのか?

それとも、相手の愛を感じられないから離婚したいのでしょうか?


相手の愛を感じられないから次第に愛せなくなった。でもいいです。

自分の気持ちに正直になって見るだけでいいのです。




Q.3 相手が変わってくれたら離婚しなくて済むのか?

もしくは、相手が変わろうが変わらなくても別れたいのか?


こう感じているから正しいとか、こうするべきという答えを探しているのではありません。

ただ、正直に自分に向き合って見て、返って来る答えに耳を傾けて欲しいのです。




Q.4 そして最後に、

その人は、その人との関係は、あなたにとって大切なものですか?

大切にしたいですか?



* *



僕たちは人との関係で傷つきます。

相手の行動や態度に、また言葉にも。


そして時には、


自分を守るために、

もう痛みを感じないで済むようにするには、

この関係を終わらせてしまうしかない。

そんな風に思ってしまうほど傷つくこともあります。



それが良くない方法だと言うことではありません。

ただ、もしあなたがその人を、

大切にしたい人だったり、大切にしたい関係だと、心の中で本当は感じているとしたら・・・



もう一度だけ、やり方を考えて見ることも”あり”かも知れません。




僕たちがその関係を終わそうとする時、心の中にこんな目的を持っていることがあります。


自分を傷つけた相手への裁き。

どれだけ自分が傷つけられたかを理解してもらうため。

自分がどれだけ愛していたかを知ってもらう方法。

復讐。

コントロール。 etc.


それはあまり自分では見たくない気持ちなので、心の奥の方に隠しているかも知れない。


でも、それはそれほどいけない気持ちではないです。

深く傷ついた時、怖くてたまらなくなった時、誰でも持ってしまう気持ちです。

ただ傷ついたり、失うことが怖くなるのは、やっぱりあなたにとって大切な存在だったのではないのだろうか?



もし、あなたのことを本当に必要にしてくれている人がいて、


でも、何かの理由で傷ついて苦しくなって、

同じ様に関係を終わらせるという方法でしか、何かを伝えられないでいるとしたら・・・


少し寂しくはないだろうか?




今、あなたの中にその人が大切だという気持ちがあったとしたら、

もう一度だけ、あなたからまずその関係を”大切なもの”として扱って見ることは出来ないだろうか?


もしかしたらその人は、あなたほどこの関係を大切に感じていないことを知るかも知れない。

その時、あなたはもっともっと深く傷ついてしまうだろう。



でも、



あなたが自分の愛から逃げなかったこと、

あなたが愛する人に向き合ったこと、

そしてあなたが大切な人を大切に扱ったこと、


それは決してあなたの人生の無駄にはなりません。



よしはらなおと【プロフィール】 
吉 原 直 人 
1967年12月6日生まれ。いて座。A型。
自分自身が抱えた離婚問題をきっかけに心理学、カウンセリングの世界へ入っていく。
子供の頃の生い立ちや自分の心とじっくりと向き合い癒しを経験する。
その後カウンセラーとして、夫婦関係をはじめ、子育て、恋愛、様々な問題をサポート。
優しいく包み込む様に行われるカウンセリングは、心を癒し自然にその人本来の姿に戻していく。

● 吉原の詳しいプロフィールはこちら>>


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