僕が若い頃… 思ったこと、感じていることをとても素直に言葉に出来る友人がいました。
仕事の取引さ先に対しても、またお客様に対しても必要なことはきっぱりと伝えます。
同僚や上司に対しても、そして僕たち友人に対しても、思ったことは遠慮なく言います。


”伝えるべき必要があること”はもちろんなのですが、


「あんた今日のかっこ(服装)ちょっとへんやなぁ」とか、
「なんでそんなおかしな髪型したん?」と言うような、

普通そう思っていても遠慮してあまり伝えないようなことも彼女は平気で口にします。
あの人はすぐ怒るとか、少し変わってるとか、偏屈だとか内面的なことであっても、
彼女が”感じたこと”は躊躇なく周りにもまた本人も言うのです。


いわゆる『歯に衣着せぬ』性格です。


でも、不思議なことに彼女は、いつも彼女を好きなたくさんの人に囲まれているです。
周りからは、気を使わずに好きなこと言っていても嫌われないキャラだからいいよね。
そんな風に言われているのですが、本人は「私、めちゃくちゃ周りに気を使っているえ」とよく言っていました。

僕たちが普段、相手を傷つける様なことを言わないようにと”気を使っている”のとは、また少し違う形の”気の使い方”だったのかも知れません。

でも確かに彼女と一緒に居るとすごく楽なのですね。
相手が何を感じているのか?どう思っているのか?をあまり考えたり詮索しなくてもいいから。そしてこちらも気楽で楽しいのです。

今から考えると、彼女が何を言っても彼女の心には相手に対する『攻撃』や『批判』する気持ちは少なかった様に思う。
愛情が溢れてるとまでは言いいませんが、相手の個性や性格を『否定』してはいなかった様に思うのです。
『歯に衣・・・』の性格だけではありませんが… 明るかったり、楽しかったり。
とにかく彼女の周りには人がたくさん集まり、誰からも”信頼”される女性でした。



歯に衣着せぬ


なぜ、今、こんな話をしているかと言うと、
最近、自分も含めて人間関係で、相手を傷つけてしまったのではないか?とか、
また周りの人にどう思われるかが気になって自分を表現するのが怖くなった。
そんなお話やストレスのことを聴くことが少し多くなった様な気がするのです。


SNSというツールの広まりもその一端を担っているのかも知れません。


例えば、誰かに理不尽な態度を取られたり言われたりすれば、
普通は相手に対して自然に怒りを感じるでしょう?


『なんでそんな態度を取られないといけないんだ(怒)』って。


でも僕たちは時々”自分が何か悪いことをしたからかも”と感じてしまうことがあります。

すると心の中では、自分の怒りを”正しくない”として抑圧してしまう。
でもまたしばらくすると”それでも相手のあの態度は許せない(怒)”と。
こんなことを心の中で繰り返しながら、少しずつ自分の中の怒りも解放され徐々に平常心にと戻っていけるわけです。

ただ”自分が悪い”という気持ちがあまりにも強いと、怒りを押し込めたままになってしまって、
ずっとそのことで頭がいっぱいになったり、眠れなくなったり、また心が停止してとても苦しい状況になってしまうこともあります。


こんな時、カウンセリングではまず怒りを感じたり解放することをします。


実はこの時の”自分が悪い”と感じてしまう気持ちは、心理学的には心の中の『罪悪感』が影響しています。
§『罪悪感』は誰にでもある感情(痛み)なのですが、強く感じていると”そこ”ばかりに目がいってしまいます。
罪悪感を癒す方法についてここで特筆しませんが、必要な方はカウンセリングやお問い合わせを利用してください。


少し、僕の友人のことを思い出してみてください。
感じる気持ちが強い弱いの差はあっても、彼女の心の中にも『罪悪感』が無いわけではありません。
でもきっと彼女なら自分の気持ちや感じたことを否定しないと思うのですね。
相手にその気持ちを伝えるかどうかは時と場合によりますが、自分が怒って当たり前だと感じると思うのです。

僕たちの感情に正しいやまちがいなどありません。
感情に正当性が有る無いもないのです。間違っていても腹が立つことは腹が立つのです。それが感情です。

彼女の様に何でも”言える”ようになりましょう。と言う話ではありません。
ただもう少し自分の”感じていること”を信じてあげようとすることは出来ると思うのです。

理不尽なことをされた時に感じる『怒り』ももちろんですし、
普段あなたが周りの人に対して感じること、好きや嫌いも鬱陶しいも、
普段あなたが感じていること、楽しいと感じるもの、嬉しいと感じること、喜びを感じるものも、
それがあなたの感性だしそう感じることがあなたの個性なのです。

子供の頃、「そんな風に感じるのはおかしい」とか「やめなさい」と怒られて違和感を感じたことは無かったですか?

今、あなた自身が自分に同じようにならないで欲しいのです。

誰よりもまずあなた自身があなたの”感情”を信じて大切にしてあげて欲しいのです。


感情を信じるそれが個性


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【プロフィール】 
吉 原 直 人 
1967年12月6日生まれ。いて座。A型。
自分自身が抱えた離婚問題をきっかけに心理学、カウンセリングの世界へ入っていく。
子供の頃の生い立ちや自分の心とじっくりと向き合い癒しを経験する。
その後カウンセラーとして、夫婦関係をはじめ、子育て、恋愛、様々な問題をサポート。
優しいく包み込む様に行われるカウンセリングは、心を癒し自然にその人本来の姿に戻していく。

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