仕事でも、恋でも、やりたいことでも…
自分の求めている結果や目標になかなかたどり着けない時があります。

健康になるために毎日欠かさず運動を続けているのに、しょっちゅう体調を崩してしまう。
ダイエットのためにあらゆる努力を続けているのに、思うように体重が減らない。
一生懸命お客様に接しているのに、なかなか営業成績につながらない。etc.

日々頑張っていればいるほど、心が滅入ってしまったり、モチベーションが下がってしまったりもします。
そんな時、その目標を掲げた”動機”について考えてみる事も、自分の気持ちを変える一つの方法です。
やり始めたあなたの想いが良いとか悪いとか言うことではなく、心が楽しんでいるかどうか?です。

以前、僕は複数の企業の商品を販売する仕事をしていたのですが、
それぞれの会社が自社の商品を売ってもらうための策略を色々企てて来ます。
ある会社は、今期これだけの数字(商品)を売ってくれないと、手数料をこれだけに下げてしまいますよ。と言って来ます。
もうひとつの会社は、もし、これだけの数字をあげたら手数料がこんなに上がります。と言って来ます。
もちろんその事だけで、お勧めする商品を選べるわけでは無いのですが、モチベーションは少し変わって来ます。

どちらの方が今のあなたの目標達成に効果があるのかは、その時次第ですが、
今、どちらの”会社のやり方”で自分を奮い立たそうとしているのか?を見てみる価値はあります。

自分が痩せたら、健康になったら、こんなに楽しくなる!なのか、
痩せなければ、このままの状態だと…×××。と考えているのか!では気持ちの入り方が少し違います。

この動機はやっている最中にもたえず変化しています。
時々立ち止まっては、今はどんな動機でやっているのだろう?と確認してみることも出来るでしょう。

動機


また、仕事でも体重でも目標が数値であれば、その数字と向き合えば良いのですが、人の評価などが目標値になると、心はもっと揺れ動いてしまいます。

こんなに頑張ったのに、誰一人として「痩せたね」と言ってくれない・・・
寝ないで作品を創ったのに、だれも評価してくれない・・・
また恋や夫婦関係への取り組みも数値で計れるものではありません。
こんなに心に向き合って来たのに、相手は何も変わってくれてない・・・

そんな時には、この話を思い出してみてください。

よく、『心は有るのものでなく無いものに向かってしまう』という言葉を耳にすることがあると思います。
僕たちの心は人生で与えられている(有る)ものよりも無いものに目が行きがちだと。
その心の性質を思い出して、無いことへの不満より有るものへの感謝を忘れないように。と言う教えです。

それと同じ心の性質が、僕たちが周りの世界を見ている時にも起こっています。

あなたのことを評価したり応援してくれている人よりも、そうでない人の方に目が行きがちなのです。
あなたの商品を買い続けてくれている人ではなく、買ってくれない人の方に意識が行ってしまうのです。
もちろんマーケティングの作業で意識的にそれが必要な時もあるかも知れない。でも、今は事実を正確に見ると言うお話です。
夫婦や付き合っている相手の心の中には、頑張っているあなたを認めてくれている気持ちが存在するかも知れない。
それにその人の心は、本当に、あなたへの愛やあなたを尊重する気持ちが以前より膨らんではないのだろうか。

僕たちの心は、周りの人や大切な人に目を向ける時も『有る』ものより『無い』ものの方に目が行きます。

そう、これは僕たちの心の『受け取る』力のお話なのです。

今思い出し、受け取る必要があることは・・・

口に出さずとも、あなたを評価してくれている人のこと。
どんな時も、あなたを応援してくれている人がいること。
あなたを必要としている人がいること。
あなたを大切に想う人。
あなたを愛している人。
あなたが愛されていること。

そんな人が、想いが、あなたには『有る』ってことなのです。



歩き出そう


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よしはらなおと【プロフィール】 
吉 原 直 人 
1967年12月6日生まれ。いて座。A型。
自分自身が抱えた離婚問題をきっかけに心理学、カウンセリングの世界へ入っていく。
子供の頃の生い立ちや自分の心とじっくりと向き合い癒しを経験する。
その後カウンセラーとして、夫婦関係をはじめ、子育て、恋愛、様々な問題をサポート。
優しいく包み込む様に行われるカウンセリングは、心を癒し自然にその人本来の姿に戻していく。

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