子供が生れた時、ビデオカメラを買った。
そして何気ない彼の毎日を撮影してはテレビで再生した。
小さな彼はテレビに映る自分によちよち歩み寄って、嬉しそうに自分の姿を見て、きゃっきゃ笑っていた。
自分を見て笑い、楽しみ、喜び、

それはまるで、自分と言う存在を神様にプレゼントされて生まれて来れたかの様に・・・




いつからだろう、僕たちは自分を嫌う事を学んだ。

出来ない自分を、
苦手な事がある自分を、
失敗した自分を、
結果を出せない自分を、
誰かと比べて・・・

もちろんそれで、

何かが出来る自分になれたかも知れない。
人よりも早く走れるようになったかも知れない。
人よりも賢くなれたかも知れない。
強くなったかも知れない。

でも今、幸せって思えない自分がいる。
誰かを喜ばせられない自分がいる。
楽しくない自分がいる。

たくさん学んだ僕たちは、
自分を愛するなんて難しいって言う。
賢くなった頭は、すぐに人のことを批判してしまう。

それが自分のことだと気付かずに・・・





自分を愛する
それはあの頃の記憶を少し思い出せばいいのかも知れない。

あの頃・・・

誰かに愛されていたから、自分のことが好きになれたのではない。
誰かを喜ばす事が出来たから、自分を愛せるようになったのではないのだと思う。

きっと・・・

自分のことが大好きだから、
自分を好きでたまらないから、人に喜びを与えることが出来た。
自分を楽しみ愛せていたから、周りに笑顔がいっぱいだった。


もし今、思い通りに出来なかったとしても、

もし今、結果がついて来なかったとしても、

もし今、失敗したなって思う自分が見えたとしても、

もし今、上手く出来ない自分がいても、

もし今、誰も喜んでくれていないと感じたとしても・・・


あなたがまず自分に微笑んであげよう。

精一杯、生きているあなたに。

一生懸命なあなたに。

まずあなたが微笑んであげよう。


自分に微笑む


Follow me!