筆者この仕事でホームページを作ったり、メルマガを配信したりはしていますが、
実は僕、スマホを持ったのも二年ほど前…
SNSのことを良く理解していたり、駆使しているとはまったく言えない存在なのです。
でも最近、カウンセリングでお聴きしている様々なお話の中で、皆さんが使っているLINEやFB、インスタ…
などSNSで、すごくしんどくなられていたり、苦しんでいらっしゃることがとても多いように思うのです。
そこで”解っていない者”が少し的外れなことを言っているかも知れない。という事をご容赦いただいた上で、
僕の感じるSNSとのほどよい距離の考え方について少し聞いてください。
- 目 次 -
◆”沈黙の時間”の苦悶
◆”沈黙の時間”に感じているものは自分の心の中にあるもの
◆少しいい加減な方がいい
◆それでも傷ついた時は、まず自分の心のケアを
◆SNSとの距離
”沈黙の時間”の苦悶
僕たちは普段、夫婦、家族、職場、学校… 日々実際に会っている様々な人間関係で、
相手の状況や相手の自分に対する気持ちを、たくさんの”情報”から感じたりまた察したりしています。
例えば昨日、少し意見が合わなかったこと、喧嘩したこと、言ったことに対して相手がどう感じているのか?を
朝、顔を見た時に、相手の表情や話題、声のトーン、態度… などたくさんの情報から、相手の気持ちを感じ取ります。
そこで相手は気にしていないんだなと感じられたり、また少し怒っているなと感じたり、昨日のことは許してくれているんだということを感じ取れているのです。
でも言い合いをした後… 一人になった昨日の夜は何を考えていただろう?
少し言い過ぎたかな、相手はすごく怒っているかな、傷ついたかな、もう私のことを嫌いになったかも知れない…
相手が見えない、相手の情報の得られない時間に、僕たちは相手の色んな気持ちを想像し、時には苦悶します。
そう、SNSでは時に、ずっとこの時間を経験し続けているのではないだろうか?
LINEが既読になっているのに反応がない・・・
いつもメールはすぐに返してくれるのに今日は・・・
いいね!がつかない・・・
リアルな関係だと目の前に居ない時には、相手が見えないし、反応がなくて当たり前ですが、SNSは常に瞬時に反応が出来るツールだから、この反応のない沈黙の時間に僕たちはずっと相手のことを想像してしまう。
また返事や反応があったとしても、『わかりました』とう言葉でだけでは、機嫌よく返事をくれているのか?怒っているのか?仕方なしに返事したのか?解らない。
リアルに会っている世界に比べるとあまりにも情報量が少ないのです。
だから感情や気持ちを絵文字などを使って補完しているのではないでしょうか。
今この瞬間に何かを伝えたり、24時間コミュニケーションが出来るツールではあるけれど、
相手の状況や気持ちなどを”正確”に読み取れる情報が極めて少ないアイテムなのだということを知っておくことも、自分の心をストレスから守るためには大切なことだと思うのです。
”沈黙の時間”に感じているものは自分の心の中にあるもの
SNSで相手の反応がない時、また相手の気持ちが読み取れない時、僕たちが経験しているものは実は”自分の心の中にあるもの”なのです。
僕はお客様から頂いたメールに、アドバイスを返信したり、応援の言葉をメールで送ったりします。
でもその言葉がお客様にどう伝わっているのかは、本当は解らないですよね。
特にカウンセリングでは痛みに目を向けることも多いので”聞きたくない話題”に触れることも多いです。
実際にメールを送ってから、いろいろなことを想像します。
僕のメールで元気になって下さったかなあ?
もしかしたら、僕の伝えた言葉に何かひっかかっていらっしゃるかも知れない…
逆に僕のメールですごくしんどくなっていらっしゃったらどうしよう…
実は僕も、色んなことを想像して感じて日々生活しています(笑)
でも実際には次にお話した時に、
「メールありがとうございました。すごく元気になりました」
って言って下さることの方が多いですが(ほっ)
またこれも笑い話になりますが、先日いつもお世話になっている先輩に、
たまには”甘いもの”でもと、お菓子を持って事務所に伺ったのです。
あいにく先輩は接客中でお会い出来ずに事務所の方にお渡しして帰ったのですが、
それから、その日も、次の日も、メールもLINEも入って来ません(笑)
すごく仲良くしている先輩なので、お礼を言わないような人で無いことはよく知っています。
でも頭の中では・・・
あれ?先輩って甘いものが好きではなかったのかな。とか、
いつもお世話しているのに、これくらいの物しかお礼出来ないのか!って思われたのかな。とか、
逆に、こんなものを持って来て!と気を遣っていることを良く思われなかったのかなあ。とか、
いろいろ想像してしまうわけです(笑)
結局はその次の日に「ごめんごめん!お礼が遅くなって、とっても美味しかったよ」
ってLINEが入って来たのですが(笑)
では、その沈黙の時間に僕が体感していた”現実”は何だったのでしょう?
メールの話も、甘いものの話も、
僕の心の中にあるいろんな感情や気持ちが創り出した”現実”なのです。
心のどこかにいつも自分の”至らなさ”を感じているのかも知れないし、
自分が充分に”役に立てていない”と感じている気持ちがあるかも知れない。
自分は相手のことをちゃんと知ってあげられていないのでは?と感じていたのかも知れない。
罪悪感、無価値感、至らなさ… 僕たちの心の中にはいろんな感情が存在しています。
沈黙の時間に僕たちは”自分の心の中にある感情”を通して相手の気持ちを”想像”しているのです。
また心のどこかに自分は愛されない、大切にされる存在でなないと感じていたら…
それを元に、頭の中に想像の”現実”を創り上げてしまいます。
実はこれもSNSの世界に限ったことではなく、リアルな世界でも相手の気持ちを想像する時、同じようなことを体感しています。
もちろん、自分が感じていることの中には実際に相手が持っている気持ちと合致しているものがあるかも知れません。
でも、相手の気持ちを想像して頭の中がぐるぐるしてしんどくなってしまった時には、
”沈黙の時”僕たちはいつも”自分の心の中にあるもの”を通して相手の気持ちを想像している。
と言うことを思い出せれば、自分を取り戻して少し冷静になることも出来るのでないでしょうか。
少しいい加減な方がいい
僕はLINEを使うのが少し苦手なのですね・・・
それは『既読』が付いちゃうから(笑)
読んだらすぐに返事しなくちゃいけない。って考えてしまうと時には結構ストレスになります。
でも”楽しんで”使っている人の話を聞くと、
「僕、ぜんぜん気にしてないよ。返事は時間がある時に返せばいいじゃない」って。
そう、この感覚って実は人それぞれ違うのですね。でも僕たちは自分が持っている”ものさし”を基準にしてしまうことが多いです。
なぜ読んだらすぐに返事を返さないといけないと感じているのか?
それはこちらが何かを投稿したり投げかけた後、『既読』になっているのに反応がない。そんな時にまたいろいろ想像してしまいます(笑)
えっ、ちょっと無理なお願いをしてしまったかなあ・・・
やっぱり私とは一緒に行きたくないのかな・・・
何かものすごく悩ましてしまってる??
実はここでもさっきの”沈黙の自分の世界”を体感しているわけなのですが(笑)
でもこの時間を苦痛に感じたり、ストレスに感じた分、
自分が読んだ後には相手には出来るでけこの沈黙の時間を与えないようにしよう。
そんな気持ちにもなります。
だから出来るだけ早く反応、返事をする。という制限を自分に課してしまいます。
でも問題は、僕たちはこの自分で作った制限やものさしを相手にもどこかで期待してしまう。
ってことなのです・・・
でも、あまりその制限を持っていない人は、相手にもその期待を向けません。
「きっと忙しいのだろう!読んでたらそれでいいじゃん(笑)」って。
だからあなたの配慮や優しさから生まれた制限であったとしても、
少し”いい加減ぐらい”がストレスなくそのツールと付き合うことが出来るのです。
それでも傷ついた時は、まず自分の心のケアを
それでも相手の反応に傷ついたり、言葉に傷ついた時、
僕たちはよく自分を責めてしまいます。
なぜあんなこと言ってしまったのだろう・・・
もう少し相手に配慮出来たのではないだろうか・・・
もう私のことは許してはくれないのだろうか・・・
そして悶々とそのことを考えてしまう。
そんな時はちょっとこんな事を思い出してみてください。
もし、相手の本当の気持ちが解らなかったとしても、
自分の心の中にあるものが想像の相手を作り上げていたとしても、
また、相手が本当にあなたのことを拒否する気持ちを持っていたとしても、
あなたの心が今、とても傷ついているのは確かな”事実”なのです。
あなたにとって相手がとても大切な人であったなら、
あなたにとって相手が少し気になる人であったなら、
あなたにとって相手がずっと仲良くしていたい人だったなら…
あなたの心はすごく傷ついているはずです。
もし好きな人だったりしたら、あなたの心は失恋を経験している…
リアルな世界でも、バーチャルな世界でも、SNSでも、想像の世界でも、夢の中の経験でも…
僕たちの『心』というものは”現実の体験”と同じように”それ”を経験しているでしょ。
だからまずあなたの傷ついた心を抱きしめてあげて欲しいのです。
まずは、辛かったね、悲しかったね… ってあなたの心に言ってあげて欲しいのです。
そして心が落ち着いてから、誤解を解こうとするのか、もう一度気持ちを伝えるのか、そのまま自然に任せるのか、
時間をかけてゆっくりと考えてください。
SNSとの距離
学校、部活、職場、友人…
僕たちは様々な所や場所であらゆる人間関係を経験して来ました。
もちろん、僕たちが喜びや楽しさを経験出来るのも人との関わりからです。
楽しい時は学校が終わっても、部活が終わってもずっと一緒に過ごしていたい。
そんな風に感じた時もありました。
でも、僕たちが経験して来た人間関係の時間の中には、少し気まずい状況になったり、孤立したりイジメられたりもありました。そんな時、その関係や場所から少し”離れる時間”が自分を取り戻したり救いになっていたりする事はなかったでしょうか?
職場で少ししんどくても、仕事が終わって気の合う仲間で飲む時間が…
学校のクラスは面白くなかっても、部活に行けば楽しくて忘れられた…
夫婦で問題を抱えていても、友人との時間が支えとなった…
SNSは僕たちの、いつでもどこでも”つながっていたい”そんなニーズを満たしてくれる。
でも、ちょっと考えてみてください。
職場の人間関係がずっと24時間続いていたとしたら少ししんどくないですか?
学校の人間関係が、趣味の仲間との時間が、ずっと続いていたらしんどいって感じないだろうか?
誰かとつながることも、つながらないことも、一人でいることも、みんな自由に自分で選べる権利なのだと思う。
僕も、あなたも、相手も…
僕はスマホもインターネットも見ないようにしたり、電源を落としていたりする時間を意識的に作っています。
少し気になることがあってもあえてその世界から離れる時間を作ります。
どんな距離で付き合うかはあなたが自由に選べることなのです。
学校が終わったら家に帰ったり、友人との時間が終わったら一人の時間を楽しんだり… 出来るのと同じように、
SNSという人とつながれる”場所”から離れる時間も作ってもいいのだと僕は思います。
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【プロフィール】
吉 原 直 人
1967年12月6日生まれ。いて座。A型。
自分自身が抱えた離婚問題をきっかけに心理学、カウンセリングの世界へ入っていく。
子供の頃の生い立ちや自分の心とじっくりと向き合い癒しを経験する。
その後カウンセラーとして、夫婦関係をはじめ、子育て、恋愛、様々な問題をサポート。
優しいく包み込む様に行われるカウンセリングは、心を癒し自然にその人本来の姿に戻していく。