保育園に通い出してようやく一年、
毎朝泣きじゃくっていた息子も、
ずいぶんしっかりとして来ました。
最近では、日曜日も退屈そうに、
「早く保育園に行きたいな」なんて言う様にもなり、
少しやんちゃにもなって、いじわるもしたりします。
おかたづけをしなさいと叱ったら、舌打ちしたりも・・・
でも、彼の優しさはまだまだ純粋そのものです。
保育園から帰って、お母さんにおやつを出してもらったら、
必ず仕事場の僕にも少し持って来てくれます(笑)
スーパーの試食でお菓子をもらったら、
お父さんの分と言って、ひとつポケットに入れて持ち帰ります。
この前は、ポケットから一切れの スルメ が差し出されました。
小さな手で握り締められた スルメ を口にするのは少々勇気が入りましたが・・
彼はいつも僕たち親に”喜んでもらいたい”と純粋に願っています。
親が喜ぶことには”一生懸命”取り組みます。
保育園のおゆうぎ会も、
絵を描くことも、運動会も、お手伝いも、
子供たちはいつも親に喜んでもらいたいんです。
もう忘れているかも知れませんが、
僕たちにもそんな時代があったんです。
毎日一生懸命、お父さんやお母さんを喜ばしたいって頑張ってた頃。
でも実は気が付いていないだけで、
大人になった僕たちの行動を分析していけば、
心の深いところに必ずこの心理が見えて来ます。
”両親に喜んでもらいたい”
それは、僕たちが一生願い続けている事なのでしょう。
でもうちの息子の行動は、まだまだ”ストレート”なのです。
そして彼が誰よりも喜ばしたいのは”大好きなお母さん”。
だから、うちの近所のスーパーでは、
夜七時になると、
必ず、お母さん思いの男の子の叫び声が響きます。
「 おっ 母~~さ~~ん!
もうっ! は・ん・が・く のシール!
張らはっ たっ よぉ -------------!!! 」
大きな大きな声で・・・
2007.08