夫婦問題の苦しさのひとつに”決めらない”時のしんどさがあります。
浮気されたので”離婚”します。
愛を感じられなくなったので”別れ”ます。
それでも旦那の経済力は魅力なので”添い遂げ”ます。
子供が成人するまで”一緒に居ます” など。
要するに『離婚する』『離婚しない』
今、どちらかに決めることが出来たなら楽なのに、決められないから”苦しい”のです。
心の中は・・・
裏切りは許せない、でも相手を失いたくない。
男と女としては無理、だけど家庭は壊したくない。
相手に未練はないけれど、今まで頑張って来て損はしたくない。
許せない、好き、憎い、失いたくない、惨め、悔しさ、一緒にいたい etc.
いろんな感情が入り乱れて、その感情や気持ちがどれかも選べない・・・
でもそれはあなたが”決めらない人”だからではなく、夫婦の問題を抱えたら誰でもそんな心境に陥ります。
だから一生懸命悩んで離婚をした人も、また復縁した人も、
心の中のあらゆる感情と向き合い、また対峙し、何かを選んだわけです。
どちらの答えを出したとしても間違いなどなく、大変なエネルギーを費やして選ぶ、それはすごい事なのです。
ただ、決められない時には『今、決めない』という選択肢もありです。
そんなに簡単に決められる事ではありません。
そして自分の”本当の気持ち”を『探す』のではなく、
いずれ”色んな気持ち”の中からどれかを『選べる』ようになれたら良いのではないでしょうか？
今はそう思えないかも知れないけれど、
離婚を選んでも、子供を幸せにすることは出来ます。
もちろん、子供のことを考えて別れない。も間違っていません。
その人と別れても、必ず生きていけるし、幸せにもなれます。
今のパートナーと一緒に居たいと言う気持ちを選んでも幸せになれます。
心の中にいろんな気持ち（色鉛筆）があるままで、そのどの色を選んでも間違いではないし幸せにもなれるのです。
そしてどうするかを今決められなくても、少しだけ前に進んでみる事は出来ます。
選択肢は、
① 今のパートナーと別れて新しい人生（環境）を歩みだす。
② このまま我慢して夫婦の関係を続ける。
③ 今のパートナーともう一度幸せになる。
少しだけ前に進むとは、
① では、法律的な相談を受けたりまた一人で生きられる方法を具体的に探ってみることが出来ます。
③ は、心理カウンセリングの分野ですが、その方法はカウンセラーによって様々です。どんな取り組みをするのか話を聞いてみることも出来ます。
今、決めなくても話を聞いたり、また納得できる方法であればその取り組みを実際にしてみてください。
すると・・・
出来ないと思っていたけれど、意外と別れてもやっていけると思えるようになるかも知れないし、また逆に、やっぱり一緒に居たいと言う気持ちが大きい事に気付くかも知れない。
また、パートナーと幸せになれるようにと思って取り組む事が、自分の今までの生き方をも変えてくれるかも知れません。
そしてその事で新しいあなたの人生の可能性に気付くかも知れない。
一歩前に歩き出すと今とはまったく違う景色が見えて来る事もあるのです。
今、決められない・・・
そんな時は、決められない自分を責めないで、
色んな気持ちや感情を抱えたまま、今は選ばないで、
それぞれの道を一歩だけ前に進めてみてください。
僕もそうしてここにたどり着きました。
人生には無駄な事は起こりません。
応援しています。
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【プロフィール】吉 原 直 人 心理カウンセラー
1967年12月6日生まれ。いて座。Ａ型。
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