仕事や自分がやって来た事に対して、
また愛する人や、大切な人に対して、
自信をなくしてしまう時がある。
一生懸命やってきた事に、結果が伴わなかったり、
一生懸命になってきた人に、喜んでもらえなかったり、
認めてもらえないって感じた時、やっぱり心は傷ついて落ち込んでしまう。
それが長年続けてきた事だったり、
長年愛し続けてきた相手だったりすると、なおさらでしょう。
そんな時僕たちはよく、
上手く行かなかった理由や自分の悪いところを必死に探したり、
または傷ついていない”ふり”をして歩き出そうとする。
でも僕は最近、
落ち込むって本当は大切な事なんじゃないかなって思う。
だってやっぱり悲しかったり悔しかったり、心は感じていると思うから。
もし僕たちの中に何かを感じている”心と言う名の子ども”がいたとしたら、
その子を無視したり、いきなりその子の悪い所ばかりを指摘しても、
その子と”一緒”に立ち上がったり前を向いたり出来ない様な気がする。
だから一人になった時、ちゃんと、しっかり落ち込んで、
その子が感じて来た悲しい気持ちや苦しいことを聞いてあげる必要がある。
そして時にはその子と一緒に泣いたり、わめいたりしてもいい。
その子の話をはじめから終わりまで聞いてあげてもいい。
それが言い訳に聞こえても負け惜しみに聞こえても、
何も言わずにただうなずいてあげる。
一生懸命だったのだから、
それはやっぱり強さなのだと思う。
そして時にはその子がしたかった事をいっぱいさせてあげよう。
好きな音楽を聴かせてあげよう。
好きな絵を描かしてあげよう。
好きな歌を唄わしてあげよう。
楽しいと思う事をさせてあげよう。
きっとずっと我慢して来たのだから。
そしてその子が遊び疲れて眠るころ、
あなたの心もきっとやすらいでいる。
誰のものでもなく、
あなたの好きな詩、あなたの好きな音、あなたの好きな色が、
あなたなのだから。
そしてきっと明日の朝、
その子とあなたは一緒にまた青空を見上げている。