「 ものは考よう 」ってよく言いますよね!


起こった出来事を、良い風 にも 悪い風 にも、
どちらにでも見ることが出来るという意味です。


頭で分っていても、中々良い風に感じられない時もあります。




今日は、僕の知り合いの「 物は見よう 」の達人のお話です。


彼は、ある会社を経営されている方なのですが、
その活躍は、会社経営だけにとどまらず、
学校で講師をしたり、ボランティアに参加されたり、
先日はTVにも出演されたりと、まさに”輝いている人”です。


僕にとっては人生の師匠であり、”人生の達人”と呼べる方でもあります。


達人はいつも、楽しそうに彼の”教え”を語ってくれます。


例えば、
神様に何かお願いりする時は、
「○○になりますように・・」ってお願いしちゃだめだよ。


ちゃんと手を合わせて、
「○○になりました。ありがとうございます!!」ってお祈りするの。


神様は、僕達の心の中の状態をそのまま叶えてくれるんだから、
願いが叶った心境を作ってお祈りするの。   ・・なるほど!



また、達人の物事の見方は本当に柔軟です。
昔から達人と話していると、自分に起こった出来事や、
悩んでいる事など、ほとんどが癒されてしまいます。


だけど実は、彼も若い頃に相当苦労された時期があったらしいのです。
だから、その人生の中で学び取って来られた、
「 物の見方 」や「 言葉 」が妙に信じられるんですね。


そして彼が「 物事の見方 」の話をしている時、
必ず語られるエピソードがあるので紹介しますね。



それは・・・
達人の息子さんが、まだ3才か4才ぐらいの時の話です。
ある日曜日、達人と奥様と息子さんとで動物園に行ってた時に、
親子三人なかよくベンチに座って、お弁当を食べていたんです。


まだ幼い息子さんは、足をぶらぶらさせながら遊んでいたところ、
勢いあまって、そのベンチから飛び出し地面に顔から突っ込んだ!!


さすがの達人も、この時ばかりは血の気が引いたとおっしゃってました。


そりゃそうですよね! 
まだ、よちよち歩きの幼子がベンチから落ちて、
地面に顔から突っ込んだんだから・・・


のどかな日曜の昼下がりに”最悪の事態が起こった”って思います。


両親が真っ青な顔になっていると、
 
・・次の瞬間・・ 息子さんはむくっと立ち上がり、
砂交じりの顔で言ったらしんです。


「 あ~  あびゅな かった・・! 」


すかさず達人は、
「 危なかったって! 君、もうすでに顔から突っ込んどるがなぁ~(笑) 」
と突っ込まれたらしいんですけれどね。


もちろんケガもなく大事にいたらなかったから、
こんな事を笑い話に出来るのですが。


大人たちが ”最悪の事態が起こった”と青ざめた時、
息子さんは ”最悪の事態はまぬがれた”と感じたんでしょうね (笑)


達人曰く・・・ 


この世に生まれて間もない彼は、その時まだ、
この世で教えられる否定的な「 物の見方 」を学んでいなかったんだよね。


達人の話はこう言う事です。


僕達は、生まれた後に、
人生に起こる出来事に対して、良い事だとか、悪い事だとか、教わって来たのです。


受験に失敗する事は、恥ずかしい事。
人に負ける事は、情けない事。
何かに失敗する事は、ダメな事。
離婚する事は、いけない事。


もちろん、その時、悲しみや苦しみなどたくさんの感情を感じるけれど、
それが悪い事だったかどうかは、その先わからないです。


起こった出来事に、本当は決まった意味などないのです。
その出来事に、良い意味を与えるのか、悪い意味を与えるのかは、
実は僕達が自由に選べるのです。


肯定的な見方も、否定的な見方も、
どちらも生まれて来た後で教わった、ただのものの見方だということです。  


・・・なるほど!!


達人が若い頃、精神を犯される様な経験の中から見つけた”真理”らしいです。


今、僕達の目の前に起こった出来事を、
もう一度、色んな見方をして見ませんか?


そしてあなたが与えたい方の”意味”を与えて見ませんか?


Posted by naoto at March 12, 2005




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