心が何かにとらわれてしまう時があります。


夫の不審な行動に、

好きな人の気持ちに、

勤め先の動向に、

周りの人の評価や考えている事に…


気になりはじめるとずっとその事を考えてしまったり、

何度も何度も何かを確認してしまったり、

心は落ち着かず常にイライラしてしまう。


そしてとてもしんどくて苦しい時なのに、

心のどこかで”気になる自分”のことを責めている。



そんな時は、まずは深呼吸をして身体の力を抜きましょう。

肩の力、背中の力、全身の力が抜けるように、やさしくゆっくりと呼吸を繰り返します。


心がとらわれてしまうのは、別に心が弱いからでも狭いからでもありません。

その事が、今のあなたにとってはとても大切な事だからです。


ずっと頑張って来た事の成果であったり、結果のあとに人生の大きな選択が待っていたり。


ただ、気になってしまうその事とは、

本当は”今”は未だ正確な結果を知ることが出来ない事だったり、

もしくは人の気持ちや考えなど、結局”真実”は解り得ない事だったりもします。


でも心は”それ”にとらわれてしまう。苦しいです。

心のとらわれ


「気にしないでおこう!」という決断で楽になれる時はそれでOKです。


好きな事や仕事でも何か他に集中出来る事を見つけることも、意識を”今”に戻してくる良い方法です。

メールの返事や、携帯の履歴など”気になってしまうもの”を見ないようにする事も、苦しいループから少し離れる事が出来るでしょう。


それでも楽になれない時は・・・


目を内側に向けてみます。

自分の外側に存在している事柄を少し置いておいて、

今、心の中にあるどんな感情に自分が支配されているのか考えてみます。


怒り

心配

不安

疑い

悲しみ

罪悪感

恐怖 …


少し正直になって自分の心がどんなが感情でいっぱいなのかを考えてみてください。


感じてはいけない感情などありません。

怖れという感情でさえ、あなたを守ろうとするために存在します。


人生にネガティブな事を引き起こす感情というものもありません。

感情を否定しようとする時にだけ問題が起こります。



想像を膨らませてみましょう。



あなたが見つけたその感情は、今よりもっと前から心の中になかっただろうか。


今、彼への疑いが晴れたとしても、また別のものへの疑いを経験するような気がしませんか?

今、誰かを傷つけてしまったかもという誤解が解けても、また他の人を傷つけてしまうかもと感じませんか?

今度の仕事は結果うまく行ったとしても、この先もずっとこの怖れを感じている様な気がしませんか?


そう、今とらわれている現実よりも、心の中のこの感情を少し手放してあげる事の方が、

これからあなたの人生を楽に、ハッピーにしてくれる方法なのです。

委ねる

もう一度深い呼吸をしてください。



心の扉が開くように・・・


私は怒りを手放します。

私は心配を手放します。

私は不安を手放します。

私は疑いを手放します。

私は悲しみを手放します。

私は罪悪感を手放します。


私は今、怖れを手放します・・・


あなたの感情が心の扉から外の世界に流れ出ていくのを感じてください。



周りの現実はさっきと変わっていない様に見えるかも知れません。

でもあなたの心の中とあなたの体験はさっきとは違っています。


感情はゼロになることはありません、また同じ感情を経験するかも知れない。

でもまた繰り返し繰り返し、あなたは感情を手放して行く事が出来ます。


あなたの人生はいつもあなたにとって完璧なタイミングで起こっています。

あなたの幸せのために知るべき事はあなたが知るべき時に必ずわかります。

あなたを幸せにする出会いは必ずその時に巡り合います。


今、あなたの心の中にあるやすらかさに身を委ねてみてください。

あなたが主役のあなたの人生に身を委ねてください。

自由になる




【プロフィール】 
吉 原 直 人 
1967年12月6日生まれ。いて座。A型。
自分自身が抱えた離婚問題をきっかけに心理学、カウンセリングの世界へ入っていく。
子供の頃の生い立ちや自分の心とじっくりと向き合い癒しを経験する。
その後カウンセラーとして、夫婦関係をはじめ、子育て、恋愛、様々な問題をサポート。
優しいく包み込む様に行われるカウンセリングは、心を癒し自然にその人本来の姿に戻していく。

● 吉原の詳しいプロフィールはこちら>>

● 『気になってしまう』のほかの記事>>

Follow me!