実は、今夜から三日ほど妻子が家にいません。
妻の実家の方で お祭り があって遊びに行ってるわけですが、
年に数回、そんな妻や子供がいない夜を過します。
僕はこんな時間をとても大切にしています。
離婚という経験で家族を失ったことがあるので、
家族に対しては、少しデリケートな神経を持っているつもりなのですが、
だからといって毎日妻に”ありがとう””感謝しております”と、
出来ているわけでは やはり ありません。
些細なことでケンカもするし、大きな言い争いも繰り返します。
だから、こんな一人で過す時間が、
もう一度、家族や妻が自分にとってどんな存在なのかを再確認出来る時間なのです・・・
「 個性の両面 」 ~妻の魅力~
僕の妻は生まれながらの 明るいキャラ の持ち主です。
毎日朝から晩まで、大きな声で 笑い 怒り 喋りまくってます。
感情表現もストレートで、何か怒らせたら大変な騒動になってしまいます(笑)
そんなストレートで根っから明るいところが彼女の個性です。
あらゆる個性は、良い風にも悪い風にも表現できますよね。
たとえば・・・
まじめな人を 信頼できる人 とも 融通がきかない とも言えるだろうし、
よく喋る人を 明るい人 とも うるさい人 とも言える。
すべての個性が両方の側面を持ってるわけです。
そして、その個性に惹かれあった二人が夫婦になって・・ 時間が経つと・・
その個性の悪い面を際立って感じてしまったりしてしまいます。
よく喋るパートナーだと、
毎日毎日よくそれだけしゃべるなあ。とか、
少し静かにしてくれよ。とか感じてしまうわけです。
ある意味、人間の心とは身勝手なもので、
寒い寒い冬の間、あの燦々と輝く夏の太陽を待ち焦がれていたのに・・
夏も終盤ちかくになると、なんとかならんのかあ~この暑さ なんて(笑)
個性には両方の側面があります。
出会った頃、その個性が自分に何を与えてくれていたのだろう?
僕の場合は、離婚直後に妻に出会ったわけですが、
僕の心はまさに 人生の真っ暗闇 の中です。
凍りついたその心を、何も見えなくなった暗闇を、
その彼女の明るい個性だけが救ってくれていました。
あの頃まさに人生を照らし出す唯一の”太陽”だったのですね。
そして今はよく”暑い暑い”と感じてしまう太陽ですが、
実は今でも、僕を照らし出してくれているんです。
落ち込んだ時・・ 寂しい時・・ つらい時・・
個性には両方の側面が必ずあります。
時には ”暑く”感じるのも仕方がないことです。
ただそれを感じながらも・・・ もうひとつの面を思い出してください。
その”個性”があなたに与えてくれていたもの。
その”個性”が今もあなたに与えてくれていること。
そしてその個性に二つの側面があることを許してあげられたら、
いつでも ”あなたのパートナーの魅力” を思い出すことが出来るでしょう。
2007/09